南洋の片隅– category –
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マレーシア
KLセントラルの2つのABCについての記録
―― 眠らない双子のビストロ ―― KLセントラル駅のNu Sentral側出口を出る。エスカレーターを降り、モノレールの高架下へ向かう。横断歩道の手前で、一度足が止まる。 ここがブリックフィールズ(Brickfields)の事実上の入口になる。リトル・インディアと呼... -
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ロンドンで愛されるナシレマについての記録
―― ココナッツオイルという免罪符 ―― 2016年、米TIME誌が「10 Healthy International Breakfasts(世界のヘルシーな朝食10選)」を発表した。トルコの朝食や、日本の「おかゆ」と並んで、マレーシアのナシレマ(Nasi Lemak)が選ばれた。 そのニュースはマ... -
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マレーシアの「DIN by Din Tai Fung」についての記録
―― 豚なし小籠包という答え ―― KL Sentralに直結したNu Sentralを歩く。乗り換えの途中のような足取りで、モールの通路を流れていく。 見慣れたロゴがある。鼎泰豊だ。白い看板と、整った書体が目に入る。 ただ、よく見ると少し違う。店名はDIN by Din Tai... -
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マレーシア・ナシカンダーの主菜についての記録
―― ショーケース前の逡巡 ―― ナシカンダー(Nasi Kandar)の注文カウンターに立つ。ガラスケースの中には料理が積まれている。茶色、赤、黒、黄金色。色だけで皿の重さが想像できる。 選ぶのはラウク(Lauk)である。おかずを指差すだけの行為に見える。た... -
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マレーシアのサンバルについての記録
―― 食卓の赤い辛味 ―― サンバル(Sambal)を、マレーシアのチリソースと呼ぶ説明を見かける。その説明は便利だが、誤解も生む。 ケチャップのような添え物として置かれると、役割が縮む。しかし食堂、特にママック(Mamak)のテーブルでは、サンバルは主役... -
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マレーシアのナシレマについての記録
―― 定番のココナッツライス ―― 早朝のマレーシアは、まだ街が起ききっていない。空は明るくなりきらず、車の音も少ない。路上のテーブルだけが先に稼働している。 その上に、緑色の小さなピラミッドが山積みされている。正確には、ピラミッドというより正... -
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マレーシアのロティ・チャナイ派生についての記録
―― 無限のバリエーション ―― ロティ・チャナイ(Roti Canai)は、マレーシアの朝に最もよく出てくるメニューだ。 基本のロティ・コソン(Roti Kosong)は、あくまで始まりに過ぎない。 ママック(Mamak)の鉄板の前では、客のわがままがそのままメニューに... -
マレーシア
マレーシアのアヤムゴレンについての記録
―― 黄金色の共通言語と、スパイスの焦げ跡 ―― アヤムゴレン(Ayam Goreng)はマレーシア風フライドチキンと訳される。 一般にフライドチキンと呼ばれるものは、小麦粉の衣(バッター)を食べる料理として理解されることが多い。厚い衣は肉汁を閉じ込める鎧... -
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KL・Jalan TAR Nasi Kandar Kudu についての記録
―― 継ぎ足される「漆黒」 ―― Jalan Tuanku Abdul Rahman。KLの人は短く、Jalan TARと呼ぶ。 新しいビルが立ち、古いショップハウスが残る。歩道の端には露店が滲み出し、昼でも空気が重い。 この通りには、都市の古層がそのまま露出している。澱のような熱... -
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マレーシアのロティ・チャナイについての記録
―― 宙を舞う朝の定番メニュー ―― マレーシアの朝は、独特の音で始まる。 パンッ、パンッ。 街角の食堂(ママック)から聞こえる、濡れたタオルを叩きつけるような音。職人が小麦粉の生地を鉄板に叩きつけ、宙に舞わせている音だ。 ロティ・チャナイ(Roti ...