日本・とんこつラーメンの海外展開についての記録
ニューヨークやロンドンの「Ramen」のメニューには、醤油や塩より先に、白濁したスープの写真が並ぶ。九州の一地方料理だった一杯が、海外ではラーメンの顔になっている。
ニューヨークやロンドンの「Ramen」のメニューには、醤油や塩より先に、白濁したスープの写真が並ぶ。九州の一地方料理だった一杯が、海外ではラーメンの顔になっている。
器の底が見える澄んだ汁が好まれてきた日本で、豚骨ラーメンだけは白く濁り、骨の粒や強い香りまで抱えている。いまでは整った一杯として出されるその姿も、はじまりから完成形だったわけではない。
博多の街では、店の姿が見えないうちから豚骨の匂いが近づいてくる。白いスープと極細麺の一杯は、食べ終わった後まで唇と胃に重さを残す。