―― 到着と同時につながる ――
飛行機が着陸する。
機体が滑走路を進み、照明が点く。
そのわずかな時間に、
旅はもう始まっている。
スマートフォンの機内モードを解除する。
画面の隅に、通信の表示が戻る。
ここから先は、
空港ではなく通信の話になる。
通信の話の前にひとつだけ。
この記事は、eSIMと物理SIMを同時に使える、
デュアルSIM端末を前提にして書いている。
着陸後の10分
流れは単純だ。
- 飛行機が着陸する
- スマホの機内モードを解除する
- 楽天モバイルのローミングをオンにする
- Airalo か Nomad のアプリを開く
- eSIM を購入してインストール
- 優先する回線を楽天モバイルから eSIM に切り替える
- しばらく待つと通信が安定する
だいたいここまでで10分ほど。
国によって差はあるが、台湾だと早いことが多い。
飛行機の中で⑥まで終わり、
イミグレーションを抜けるころには⑦まで完了していることもある。
カウンター探しも、Wi-Fi探しもいらない。
預け荷物を受け取る前に、もう“つながって”いる。
楽天モバイルを「最初の通信」にする
空港のWi-Fiは、
繋がりにくかったり、ログインが煩雑だったりすることが多い。
だから、着陸直後の最初の通信は、
まず楽天モバイルのローミングに任せるようにしている。
その回線で、落ち着いてNomadやAiraloのアプリを開き、
現地のeSIMを購入する。
楽天で道を作って、eSIMで走る。
いまのところ、この二段構えがいちばんストレスがない。
楽天モバイルという保険
この流れの中で、一番安心なのは楽天モバイルの存在だと思う。
海外ローミングで2GBまで無料。
これがあるだけで、
・eSIMの設定に失敗しても
・電波の掴みが悪くても
・アプリの挙動が怪しくても
最低限、Googleマップと翻訳は使える。
何かがうまくいかなくても、
完全に孤立することはないという感覚がある。
この逃げ道があるだけで、到着直後の不安はかなり薄くなる。
※ 楽天モバイルの海外ローミング
eSIMを「現地で買う」という選択
eSIMを事前に買うこともできる。
でもここでは、あえて現地で買う。
理由はシンプルで、
出発前に何も準備しなくていい
契約日数の無駄が出ない
必要な国だけ、その場で選べる
という柔らかさがあるからだ。
Airalo と Nomad を気分で使い分けている。
Nomad はデザインが整っていて好み。
Airalo はメジャーで安心感がある。
どちらにも明確な優劣は感じていない。
その日の気分に近い方を選んでいる。
SIMを差し替えないという快適さ
eSIMの良さは、
物理SIMを抜き差ししなくていいことにもある。
楽天モバイルのSIMはそのまま。
日本の電話番号宛てのSMSも、生きたまま。
物理SIMを抜いてしまうと、
クレジットカードの決済認証や銀行アプリのログインで詰むことがある。
eSIMなら、日本の番号を生かしたまま、
データ通信だけを現地回線に切り替えられる。
世界中どこにいても、日本の自分宛の通知が届く。
この安心感は、地味だけど、かなり大きい。
銀行、Wise、各種SNS、二段階認証。
この周りの手間がなくなるだけで、旅のストレスはかなり減る。
通信が空気のようになる。
通信は、道具ではなく環境
いまは、eSIMが入っていれば
空港Wi-Fiを探す理由もほとんどない。
YouTubeも、Googleマップも、翻訳アプリも、
つながっているのが前提の旅になる。
通信はガジェットではなく、
環境の一部になった。
旅の支度の中で、
たぶんいちばん重いのはスーツケースではなく、
この見えない接続なのかもしれない。
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