-
高雄
高雄・塩埕区 港園牛肉麵についての記録
―― 塩埕区に残る、汁なしの名店 ―― 高雄の旧市街・塩埕区。古い商店が並ぶ一角に、港園牛肉麵はある。1953年創業という、とても長い時間を積み重ねてきた店だ。昼を少し過ぎても列が絶えない。外から見ると、その熱気だけが店の歴史を示しているようだった... -
高雄
高雄・苓雅区 大牛牛肉面 四維総店についての記録
四維三路の昼下がりにある牛肉麺 高雄の苓雅区。四維三路を歩いていると、赤い看板がひっそりと視界に入る。大牛牛肉麵。創業30年以上の店だと聞く。派手でもなく、客引きもいない。昼どきになると静かに客が増えていき、店内の湯気だけがその存在を知らせ... -
台北
台北・大安区 頂好紫琳蒸餃館についての記録
―― 東区の地下に残る別世界 ―― 忠孝復興駅で地上に出ると、東区らしい明るい光が広がる。SOGOがそびえ、若者向けの店が並び、音楽が通りに漏れる。その喧騒を横目にして古いビルの階段を降りると、空気が変わった。 ここが「頂好名店城」だった。昭和のデ... -
喧騒の記録
高雄・新興区 六合夜市についての記録
―― 少し静かになった観光夜市を歩く ―― 美麗島駅を出て通りを渡ると、夜の準備を整えた一本道が見えてくる。日中は交通量の多い道路だが、夕方になると鉄柵が下り、歩行者天国の顔に変わる。これが六合夜市だった。かつて高雄の“観光夜市の王”と呼ばれた場... -
片隅の独り言
なぜ台湾旅行者は台中を素通りするのか考えてみる
—— 気候がいちばん良い街なのに、足が向かない理由について —— 台湾をまわる旅行者の足取りには、ある程度の王道ルートがある。台北・九份あたりを歩き、時間に余裕があれば台南や高雄へ足を伸ばす。その中間にある台中は、地図の上では魅力的な位置なのに... -
街角の記録
台湾新幹線についての記録
―― 日本の技術と言われているけど、背景は少し複雑 ―― 台南へ向かう途中、高鐵のホームで列車を待っていた。白とオレンジの車両が風を切って通過していくのを眺めると、この高速鉄道がどんな経緯で作られたのかを思い返したくなる。見た目は日本の新幹線だ... -
喧騒の記録
台北・板橋 板橋湳雅夜市についての記録
―― 板橋の夜が集まる一本道 ―― 府中駅から南雅東路へ向かう。夕方の光が弱まり始めるころ、路地から人が溢れはじめ、一本道の通りに屋台の灯りが重なっていた。これが板橋湳雅夜市だった。 板橋でいちばん地元密度の高い夜市 湳雅夜市は、板橋区で最も大き... -
喧騒の記録
台北・板橋 板橋裕民夜市についての記録
―― よそ行きにならない夜の通り ―― 新埔民生駅から住宅街を抜けた先に、裕民夜市がある。夕方になると通りに灯りがともり、人がじわりと集まってくる。観光客の姿はほとんど見えなかった。ここは「日常の夜」がそのまま続く場所だった。 よそ行きの顔をし... -
台北
台北・大安区 永康牛肉麵についての記録
―― 紅焼の濃さに向き合う永康街の昼 ―― 東門駅から永康街へ入ると、街の匂いが変わる。カフェと雑貨の並ぶ観光の通りだが、昼どきの空気にはどこか落ち着きがある。その先に永康牛肉麵がある。扉の前には静かな列ができていて、観光地らしいざわめきが周囲... -
喧騒の記録
台北・大安区 師大夜市についての記録
―― 小さくなった学生街にある夜市 ―― 台電大樓駅を出て、龍泉街のほうへ向かう。夕方の光がまだ残る時間帯でも、通りには人が集まり始めていた。ただ、夜市に足を踏み入れて、最初に感じたのは「静かさ」だった。 縮小の歴史と、住民の勝利 師大夜市は、か...