2025年11月– date –
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片隅の独り言
台湾人がごみ収集車を待つコストを試算してみる | 台湾
—— エリーゼのためにが流れた夕方、ふと思ったこと —— 夕方の路地に「エリーゼのために」が流れる。台湾では、この音楽が「ごみ出しの合図」になっている。 袋を手にした人たちがエレベーターから降りてきて、アパートの前に集まる。車が来るまでの小さな... -
台北
台北・三重 今大魯肉飯についての記録
―― 川向こうで出会う「脂の正解」 ―― 三重(サンチョン)。台北駅から川を一本渡っただけで、空気が変わる。観光客の姿は少なく、店の前には生活者の流れがある。 その一角に、今大魯肉飯がある。朝から夜まで途切れず人が入っていく。外観は特別ではない... -
台北
台北・西門町 天天利美食坊についての記録
―― 半熟卵がすべてを決める店 ―― 西門町の漢中街を少し外れた場所に、天天利美食坊がある。観光客の流れを横目に、ここだけは食事をするための熱気に満ちている。 朝から晩まで人が途切れない店だが、立派なレストランではない。小さな食堂。狭い座席。慌... -
台北
台北・中山区 丸林魯肉飯についての記録
—— 魯肉飯専門店ではなく、おかずを選ぶ店 ―― 台北の「丸林魯肉飯」は、名前のせいで「魯肉飯だけを食べる店」だと思われがちだ。実際に行くと、そのイメージはすぐ崩れる。 魯肉飯の扱い方は別の記事に少し書いた。https://eatinthecorner.com/taiwan/lur... -
食文化の記録
台湾・魯肉飯と食堂の流儀についての記録
―― 魯肉飯は「定食のベース」 —— 台湾を初めて訪れた日本人が、よく同じ行動を取る。食堂に入り、魯肉飯(ルーローハン)だけを注文し、五分ほどで食べ終えて店を出る。 本人は効率よく台湾名物を消化したつもりでいる。だが、その光景は、台湾側から見る... -
片隅の独り言
台湾・未来の小籠包について考えてみる
―― 未来の小籠包って、どんな姿だろう ―― 屋台の湯気を眺めながら考える。 かつて小籠包は「技術の料理」だった。鼎泰豊が作った「18のひだ」という規格。 それは世界へ輸出するための精密な設計図だった。 しかし今、その設計図が古び始めている。 ―― 未... -
食文化の記録
台湾|魯肉飯・肉燥飯・控肉飯の違いについての記録
―― 「魯肉飯」という漢字は信用してはいけない ―― 台湾の食堂に入ると、似た漢字が三つ並んでいることがある。魯肉飯(ルーローハン)。肉燥飯(ロウザオファン)。控肉飯(コンロウファン)。 どれも「肉が乗ったご飯」に見える。ガイドブックを開けば、... -
食文化の記録
台湾の魯肉飯についての記録
―― 積み重なった食文化と日常 ―― 台湾の街角には、いつも甘じょっぱい匂いが漂っている。夜市の派手な呼び込みよりも先に、湯気の向こうから鼻をつかむ匂いだ。 魯肉飯は、タピオカや小籠包のような「ハレの日の名物」ではない。台湾人の血肉を作る「ケ(... -
台中
台中・東区 天津苟不理湯包についての記録
―― 台中駅裏の朝をつくる湯包 ―― 台中駅の裏側、信義街の細い路地に、朝だけ異様に人の気配が濃くなる一角がある。天津苟不理湯包。 店名は古めかしく、看板も派手ではない。でも、朝5時半になると蒸籠の塔が立ち上がり、湯気が路地に流れ出す。仕事前の人... -
台中
台中・北屯区 立早湯包についての記録
―― 台中でいちばん静かな本気の屋台” ―― 北屯の北平路に滞在していたとき、ここは散歩のついでに寄る店だった。派手な看板もなく、屋台と店のあいだのような佇まい。ただ、蒸籠の湯気だけが目印になっていた。 何度か通ううちに、「ここは普通の屋台ではな...