MENU

高雄・新興区 正忠排骨飯 七賢店についての記録

高雄駅と美麗島駅のほぼ中間あたり。
観光名所として知られる六合夜市も、
昼になると静かになる。

夜の喧噪が消え、
露店の準備もまだ始まらない時間帯。
観光地というより、
ただの生活道路に戻った通りを歩く。

そんな六合夜市を抜けてしばらく歩いた先に、
正忠排骨飯 七賢店はある。

赤地に黄色い文字で大きく店名が書かれている。
決して控えめな店ではないが、
周囲の街並みに妙に馴染んでいる。

正忠排骨飯は高雄を中心に展開する、
南部ローカルの弁当チェーンだ。

排骨飯(パイクーハン)を主軸とした台湾式の弁当文化を、
いまもかなり素朴な形で保っている店でもある。

台湾の弁当文化は、
都市化と工業化が進んだ戦後の労働環境の中で、
自然に根付いていったものだと言われる。

短時間でしっかり食べられること、
持ち帰りに適していること、
そして米を中心とした食文化との相性の良さ。

弁当文化は台湾全体に見られるが、
南部ではより生活に近い形で根づいているように見える。

正忠排骨飯も、
その流れの延長線上にあるように感じる。
文化財的に古いわけではないが、
南部の生活に組み込まれた店としての時間を持っている。


注文と店の空気

店の中に入ると、まずカウンターで注文する形式。
外国人の姿はほとんど見かけず、
昼時は近所の人や作業服姿の人たちが中心だった。

注文は、

カウンターでメインを指定

その場で支払い

その後ショーケースの副菜を指さし

という流れ。

弁当は、
ごはん+メイン+副菜3種を紙の箱に詰める、
台湾らしい実用本位のスタイルだ

副菜の選び方も、あまり理屈っぽくならない。
ショーケースを眺めて、
なんとなく目に入ったものを指す。
言葉もあまり要らない。

店先には簡素なテーブルが数卓あり、
持ち帰りの人が多いが、
その場で食べることもできる。


雞腿飯(ジートゥイファン)

この日は 雞腿飯 を頼んだ。

鶏もも肉を揚げて、スパイスを振りかけたタイプ。
カリカリというより、少ししっとり寄り。
衣は主張しすぎず、肉の油と米に自然につながる。

ごはんはやや柔らかめで、
副菜と妙に馴染む。

なにか特別な味というわけではない。

ただ、
こういう弁当が日常にある街というのは、
やはり少しうらやましくなる。


六合夜市のもう一つの顔

夜には観光地になる六合夜市だが、
昼に通ると、まったく別の表情をしている。

人通りはまばらで、
飲食店も半分近くが閉まったまま。
代わりに、弁当屋、果物屋、小さな食堂など、
地元向けの店がぽつぽつと営業している。


正忠排骨飯 七賢店

住所: 800高雄市新興區七賢二路118號

営業時間: 10:30 – 20:00(要確認)

アクセス: 美麗島駅11番出口から徒歩10分

地図: https://maps.app.goo.gl/P5SXnfxJoe2Xamx5A

カウンター注文・持ち帰り可・イートイン可

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次