マレーシア– category –
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KL・Jalan TAR Nasi Kandar Saddamについての記録
―― SOGO前の新しいナシカンダー ―― クアラルンプールの街角に行列ができている。特にJalan TARのSOGO前あたりでは、人が止まり、列が伸びる。車の音と排気の匂いの中で、カレーの香りだけが妙に強い。 看板を見て、誰もが一度は二度見する。Nasi Kandar Sa... -
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ペナン最古のナシカンダー、Hameediyahについての記録
―― キャンベルストリートの黄色い壁 ―― ペナン島ジョージタウン、キャンベルストリートを歩く。昼の光は強く、空気は重い。車とバイクの音が途切れず、歩道の影だけが細い。 その通りに、黄色い壁が現れる。鮮やかな黄色と緑に塗られた、コロニアル様式の... -
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マレーシア・ナシカンダーの注文方法についての記録
―― 指さしと簡単英単語で成立する注文 ―― ナシカンダーの店は、旅行者にとって少し敷居が高い。 ガラスケースの中には茶色い料理が山のように積まれ、店員は忙しそうに皿を流し、注文はマレー語で進む。メニューも値段も書かれていないことが多い。 興味は... -
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ペナンで生まれたママック文化についての記録
―― 海を渡ったスパイス ―― ペナンの空気には、港町の名残がある。海が近く、湿度が高く、匂いが逃げない。 ジョージタウンを歩くと、香辛料の気配がどこかに漂っている。店の奥で煮えている鍋。油の膜。焦げた玉ねぎの甘さ。それらが、歴史の話より先に体... -
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マレーシア・ママックという屋外のリビングについての記録
―― 誰もがくつろげる場所 ―― ショッピングモールが閉まり、バーがラストオーダーを終えても、街の端が暗くならない。蛍光灯の光が、道路沿いに点々と残る。 その光の下に、ママック(Mamak)がある。 プラスチックの椅子。ステンレスのテーブル。頭上... -
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マレーシア・ナシカンダーの歴史についての記録
―― 天秤棒が作った国民食 ―― 料理の名前には、たいてい材料か地名が入る。鶏が入っていれば鶏、四川なら四川。 だが、ナシカンダー(Nasi Kandar)は少し違う。 ナシは米。カンダールは、天秤棒で担ぐという動作だ。 食材ではなく、運搬の仕方が名前になっ... -
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マレーシアのテ・タリについての記録
―― 「引く」が鍵の紐国民的飲料 ―― Teh Tarik(テ・タリ)は、マレーシアの食堂で最もよく見かける飲み物のひとつだ。紅茶に練乳を入れ、泡が立つまで「引いて」混ぜる。 透明なグラスに注がれた茶色い液体。表面に、薄い泡の層が残る。 甘いが、妙に重く... -
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KL Sentral・Nu Sentral Original Penang Kayu についての記録
―― ナシカンダーとテ・タリで体を切り替える場所 ―― 空港特急(KLIAエクスプレス)でKLセントラル駅に着く。車内は冷えていて、会話も少ない。窓の外だけが速く動く。 改札を抜け、モール「NU Sentral」に入った瞬間、空気が変わる。冷えた金属の匂いが薄... -
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ナシカンダーの会計係は、画像認識AIに勝てるか考えてみる
―― 茶色い皿と0.5秒の推論エンジン ―― いつものママックでナシカンダーを頼む。アヤムゴレンを一つ。ゆで卵も付ける。ここまでは毎回同じだ。 その日は、何となくオクラも足してみた。緑が一つあるだけで、皿が少しだけ整う気がした。 皿が完成すると、会... -
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マレーシアのナシカンダーについての記録
―― 労働者の皿から始まったマレーシアの国民食 ―― KLの街で食事を探していると、ときどき強い匂いにぶつかる。 油の匂い。スパイスの焦げた匂い。甘さと辛さが混ざった、重たい匂い。 その匂いの中心に、ナシカンダーがあることが多い。料理としての輪郭は...