台湾の片隅– category –
台湾の街の片隅で食べたもの、歩いた道の記録をまとめていく予定。
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台湾の片隅
台湾のMRTについての記録(一覧)
(ここには、MRTについて書いてきた記録をまとめて置いている。) ―― 都市ごとの分岐点を整理する ―― 台湾の主要都市にはMRTがある。それは規模や人口から見て、必然だったとは言い切れない。 バイク社会であり、道路も比較的広い。それでも台湾の都市は、... -
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台中MRTについての記録
―― 鉄道都市の記憶と、未完成を前提にした計画 ―― 台中MRTは、初めて乗ると少し拍子抜けする。路線は一本だけ。地下ではなく高架。駅は新しく、清潔だが、どこか余白が多い。 台北や高雄のような「都市の血管」という感じはまだ薄い。それでも、この中途半... -
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台湾の豆乳文化についての記録
―― 台湾の朝に欠かせないもの ―― 台湾の朝は、甘くて温かい匂いで始まる。路地の奥から漂ってくる、大豆特有のあの香りだ。 通りに出ると、すでに多くの人が白いカップを手にしている。コンビニでも、屋台でも、チェーン店でも、同じ光景が繰り返されてい... -
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高雄MRTについての記録
―― 南の街に残った、時間の余白 ーー 高雄MRTは、最初から国家事業ではなかった。台湾で初めて、BOT方式で建設された地下鉄だ。 民間が建設し、運営し、一定期間後に返還する。政府の財政負担を減らすための選択だった。 ただ、公共交通は収益を生みにくい... -
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台北MRTについての記録
―― 泥にまみれた生存の記憶 ―― 台北MRTの床は、やけに白い。ゴミ箱が見当たらないのに、ゴミも落ちていない。 地上に出れば、夜市の油煙とバイクの排気音がある。地下だけが、切り取られたように静かだ。 この落差は、偶然ではない。この秩序は、最初から... -
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紅茶豆漿という朝の魔力について考えてみる
―― 甘さに勝てない朝もある ―― 朝食屋のレジ前に立つ。順番はもうすぐだ。口の中では、いつもの注文が出来上がっている。 「冰豆漿、半糖。」 特に迷う理由はない。それが最適解であることも、身体が欲している量も、もう分かっている。 しかし、壁のメニ... -
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台湾・甜豆漿という朝の定番についての記録
―― 台湾の朝が甘く始まる理由 ―― カウンターの奥で、白い液体が大きな鍋に満ちている。鉄板の上では蛋餅(ダンビン)の生地が音を立て、揚げ油の匂いが店の外まで漏れている。 客は入ってくるなり、何も考えずに注文する。豆漿ひとつ、と。 注文すれば出て... -
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台湾の燒餅油條についての記録
―― 朝を支える炭水化物ペア ―― 夜が完全に明ける前から、路地の一角が動き始める。 鉄板の上で生地が焼かれ、油鍋では細長い生地がゆっくりと膨らんでいく。油がはぜる音がして、白い湯気が立ち上がる。 通勤途中の人が立ち止まり、新聞を小脇に抱えたまま... -
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台湾の三明治についての記録
―― 甘さで再設計された台湾の朝食サンドイッチ ―― 台湾の朝食屋のカウンターに並ぶ三明治は、一見すると日本のそれと区別がつかない。耳を落とした食パン。ハム。きゅうり。薄焼き卵。喫茶店やコンビニで見慣れた構成だ。 しかし、ひと口かじった瞬間に脳... -
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肉鬆(ロウソン)|台湾の朝に潜む「茶色い綿」の正体
―― 台湾の朝に潜む「茶色い綿」の正体 ―― 台湾の朝食屋やパン屋で、初めてこれを目にした旅行者は、ほぼ例外なく戸惑う。茶色く、繊維質で、ふわふわしている。皿の上ではなく、米やパンの上に振りかけられているその姿は、正直に言えば食欲を刺激する見た...