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高雄・苓雅区 洪記蒸餃 忠孝店についての記録

忠孝夜市は、台中でもかなり情報量の多い場所だ。
焼く音、揚げる匂い、客引きの声。
その中で、湯気だけが静かに立ち上っている店がある。

洪記蒸餃 忠孝店。
ここでは、油よりも蒸気が主役だ。


蒸餃のコスパが異常にいい

メニューの中心は蒸餃。
1籠10個入りで、価格は60〜70元ほど。

皮は少し厚めで、しっかりしている。
蒸しても破れにくく、箸で持ち上げても安心感がある。

中には肉汁がきちんと入っているが、脂っこさはない。
噛むとじゅわっと広がって、すっと消える。
この軽さのおかげで、10個があっという間に消える。

台北の有名店と比べると、値段は半分以下。
それでいて、完成度はまったく引けを取らない。
高雄の物価と、この街の食文化に感謝する瞬間だ。


玉米濃湯という正解ルート

ここで面白いのは、
蒸餃のお供が酸辣湯ではないこと。

多くの客が一緒に頼むのは、玉米濃湯
中華風のコーンスープで、甘みが強め。
溶き卵とハムが入っていて、どこか懐かしい味だ。

甘いスープと、塩気のある蒸餃。
この組み合わせが意外なほど合う。
口の中がリセットされて、また蒸餃に戻れる。


ライブキッチンという戦場

店の入り口では、
数人の店員が無言で餃子を包み続けている。

一切の無駄がない動き。
包む人、蒸す人、運ぶ人。
役割がはっきり分かれていて、流れが止まらない。

このスピード感が、
蒸餃を「作り置き」にしない。
湯気が立ったまま、すぐに客の前に届く。


忠孝店という立地

本店は、観光客がほとんど来ない五甲自強夜市にある。
よりローカルで、完全に地元向けの店だ。

一方、この忠孝店は国民市場の近く。
アクセスがよく、夜市の流れで入りやすい。

それでも、雰囲気は変わらない。
観光向けに寄せることもなく、
ただ、蒸餃とスープを淡々と出している。

安くて、早くて、ちゃんと美味い。
その当たり前を、ずっと続けている。


洪記蒸餃 忠孝店

住所: 802高雄市苓雅區忠孝二路118號

営業時間: 11:00 – 23:00 (無休)

アクセス: MRT中央公園駅から徒歩約10〜15分。国民市場の近く。

地図https://maps.app.goo.gl/y575imu1BCYTGV598

高雄で人気の蒸し餃子チェーン。提供スピードが速く、回転が良い。コーンスープとのセットが地元流。


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