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高雄
高雄・塩埕区 永和小籠湯包についての記録
―― 路地裏にあるテントの下の美学 ―― MRT鹽埕埔駅を出て、古い商店街を抜ける。小さな寺、古い金物屋、シャッターの錆びた質感。そんな風景の奥に、白いテントと湯気が揺らいでいる。 永和小籠湯包。なぜか日本人に一番知られている高雄の小籠包店である。... -
高雄
高雄・苓雅区 厚得福湯包麵食專賣店についての記録
―― 整っているのに、街の匂いが残っている ―― 高雄・苓雅区の大通り沿いにある。外観を見た瞬間に、「これはきちんとした店だ」とわかる。 改装された外壁、明るい店内照明、縦に伸びる2階建ての構造。典型的なローカル湯包店の、蒸気が漏れ出すような雑多... -
片隅の独り言
台湾の食堂が早じまいする理由を考えてみる
―― 19時のシャッターと、それぞれのゴールテープ ―― 晩御飯時の台北を歩いていると、シャッターの音が聞こえる。 まだ19時過ぎ。日本なら「これからが本番」みたいな時間帯なのに、台湾の食堂は、もう椅子を上げて、床を水で流し始めている。 最初は驚いた... -
片隅の独り言
台湾・YouBikeのガソリン節約効果を測ってみる
―― あるいは、エネルギー保存の法則について ―― 朝のニュースで、台北市交通局の数字が耳に入ってきた。 「YouBike、1日20万回利用」 数字としては大きい。ただ、それ以上に気になったのは「20万回という行動が、都市のエネルギーにどう影響しているのか」... -
街角の記録
台湾が誇る自転車文化についての記録
―― Cycling Island Taiwan ―― 台湾には、自転車を発明した島というイメージがある。Giant(ジャイアント)とMeridaという世界的ブランドを持ち、欧米の高級車の多くは台湾で作られている。 しかし、かつて台湾の街には、その自転車の姿がほとんどなかった... -
街角の記録
台湾・YouBikeの生い立ちについての記録
―― 街に溶け込む公共自転車ができるまで ―― 台北の街を歩いていると、黄色と白の自転車が、いつも視界のどこかにいる。交差点の角、MRTの出口、大学の門の前。 あまりにも当たり前の存在になっていて、それが「誰かが設計した仕組み」だということを、つい... -
高雄
高雄・三民区 富錦饗小籠湯包についての記録
―― 高雄・熱河街の朝にある、小さな湯気の専門店 ―― 高雄の三民区、熱河一街を歩くと、朝の空気が少しだけにぎやかになる場所がある。 通勤のバイクが通りすぎ、豆漿店の客が袋を片手に歩いていく。ここは観光地ではない。ただの生活の風景だ。でも、その... -
高雄
高雄・前鎮区 小盛豊湯包についての記録
―― デパートの影で働く、屋台出身の湯包店 ―― MRT三多商MRT三多商圏駅を出て、新光三越のガラス壁を横目に歩く。その裏手に入ると、空気の密度がすっと変わる。 文横三路。朝の6時、デパートはまだ深く眠っている。その静かな裏側で、ここだけが勢いよく蒸... -
片隅の独り言
台湾の蚵仔煎にソースとマヨネーズをかけない理由を考えてみる
―― なぜあのピンク色のたれをかけるのか ―― 夜市で 蚵仔煎(オアチェン) を前にすると、いつも少しだけ拍子抜けする。 たっぷりの牡蠣。半透明の生地。表面に光る、あのピンク色のたれ。 でもそこに、ソースも、マヨネーズも、ない。 日本の感覚なら、粉... -
片隅の独り言
台湾の朝食屋にある2種類の豆乳についての記録
── 鹹豆漿と甜豆漿 ―― 台湾の豆漿店のカウンターに立つと、ほとんど例外なく同じ問いが返ってくる。「甜的?還是鹹的?」甘いのか、それともしょっぱいのか。 初めてこの場に立つ人の多くは、これを味の好みの確認だと受け取る。コーヒーに砂糖を入れるか...