訪問の記録– category –
ここには、台湾各地で訪れた店や場所の記録をまとめている。
たまたま通りかかって立ち寄った店もあれば、
気づくと何度も足を運んでいる場所もある。
どんな空気だったか、
どんな人がいて、
どんな歴史を歩んできたのか、
食事だけでなくその場所の歴史や風土も残しておきたいと思っている。
台北、台中、高雄を中心に、
台湾各地の“片隅”を少しずつ集めていく予定。
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訪問の記録
台北・大同区 宜蘭正常鮮肉小籠湯包についての記録
── 台北にある宜蘭の飛び地 ── 大同区の、少し奥まった通り。観光客の導線からは、少し外れている。 看板は大きくない。外観も、目立つようには作られていない。 「たまたま見つけた店」そういう出会い方をしたほうがしっくりくる場所だ。 あとで知ったが... -
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台北・中正区 黄龍荘についての記録
― 牯嶺街にある、もうひとつの“鼎泰豊の系譜” ― 店の前に立つと、まず静かだ。 永康街の喧騒とも、迪化街の忙しさとも違う、住宅地に近い牯嶺街の空気がそのまま残っている。 ここは 黃龍莊。創業は30年以上前。地元では「鼎泰豊から独立した職人が始めた... -
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台北・大安区 好公道金雞園についての記録
―― 観光地の中心にある、「食堂」 ―― 鼎泰豊から、ほんの数分。人の流れに沿って歩いていくと、そこには観光地らしくない入口がある。 ガラスではない。照明も綺麗ではない。ただ、作業場の匂いが外までこぼれている。 永康街の一等地にありながら、この店... -
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台北・遼寧街夜市についての記録
―― 昼にも開いている「夜市」 ―― 台北の南京復興駅周辺は、 オフィスビルが立ち並ぶビジネス街だ。 南京東路の大通りは車とバスで埋まり、 歩道を行く人々も足早に過ぎていく。 台北の中でも、都市の動きが特に速いエリアの一つだ。 そのビル群の谷間に、 ... -
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台中・蒸心手工小籠湯包についての記録
──新しい線路と昔ながらの市場がある通り── 台中MRTはまだ街に馴染みきっていないように見える。文心中清駅を出ても、人の波はできない。空間の余白だけが先に広がっていて、路線の新しさがそのまま残っている。 そこから少し歩くと、ローカル食堂が連なる... -
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台北・西門 梁山泊小籠湯包についての記録
──繁華街の裏側で、肉汁がこぼれる── 西門町は、台北でもっともにぎやかなエリアのひとつだ。映画館、ゲームセンター、服屋、屋台。若い人の姿が多く、昼でも夜でも人の流れが途切れない。 もともとこの一帯は、日本統治時代に「西門町」として整備され、... -
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台北・中正区 城中市場 老牌牛肉拉麵大王についての記録
──台北駅の近くに残る王道B級グルメ── 台北駅の南側、駅前の大通りから少し外れた場所に、城中市場という古い商業区画がある。近代的な駅舎やビルから数分。そこを抜けると街の空気が少し濃くなる。 細い路地が重なり、建物の間隔が詰まっていて、光の入り... -
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台北・中山区 黃記魯肉飯についての記録
──MRT中山国小駅の近くにある、観光と生活の交差点── 台北中心部の北寄り、MRT中山国小駅周辺は晴光商圏と呼ばれ、雙城街夜市や晴光市場が広がる飲食エリアになっている。 昼と夜で表情は変わるが、時間帯にかかわらず人の流れが途切れにくい場所である。 ... -
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台北・松山区 饒河街夜市についての記録
──松山駅の近代化と、夜市を見守る古い廟── 松山区の東側、基隆河に近い一帯は、古くから“錫口”と呼ばれ、港町として発展してきた。水運で栄えた時代の面影は今は薄いが、路地の曲がり方や建物の並びに、その痕跡がわずかに残っている。 その一角に、夕方... -
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台北・松山区 冠京華の菜肉餃についての記録
――蒸し器の湯気と松山の路地―― 松山区は台北市の北東側に位置し、松山空港からもタクシーで10分ほど。 古い住宅街と新しいマンションが混ざり合う“生活の街”で、日本統治期の都市区画が今も残り、道幅はどこかゆったりしている。 復興北路や南京東路にはバ...