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食文化の記録
台湾・ひげ張という魯肉飯唯一の王者についての記録
―― 2倍の価格で売る孤独な王 ―― 台湾で魯肉飯(ルーローハン)を食べることは、特別な行為ではない。朝でも昼でも夜でも、街のどこかに必ずある。 価格はだいたい30元前後。屋台でも食堂でも、ほぼ横並びだ。 この料理に「高級」という概念は、本来存在し... -
食文化の記録
台湾・南部に進出しないひげ張についての記録
―― 濁水渓を越えない魯肉飯の巨人 ―― 台北で生活していると、黄色い看板はほとんど背景の一部になる。口髭をたくわえた人物のロゴ。 髭須張魯肉飯(ひげ張)。 通勤途中にも、買い物の帰りにも、特別な意識をしなくても視界に入る。それは「探して行く店」... -
食文化の記録
台湾・製造業としてのひげ張についての記録
―― 厨房という名の工場 ―― 髭須張魯肉飯(ひげ張)の店で食事をする時、多くの人はそこを「厨房で料理人が調理している場所」だと認識している。 注文をし、席に座り、碗が運ばれてくる。その一連の流れは、確かに飲食店のそれに見える。 だが、少し視点を... -
食文化の記録
台湾・空を飛んだ魯肉飯についての記録
―― 高度1万メートルのソウルフード ―― 魯肉飯が置かれてきた場所を思い浮かべる。 湿度の高い路地。バイクの排気と湯気が混じる空気。丸椅子に腰を下ろし、金属の匙で碗をかき込む。 そうした風景の中に、この料理は長く存在してきた。 だが、まったく異な... -
食文化の記録
台湾・食堂の外にあるひげ張についての記録
―― 店舗の外へ溢れ出す「髭」 ―― 街を歩いていると、黄色い看板が視界に入る。口髭をたくわえた人物のロゴ。髭須張魯肉飯(ひげ張)である。 多くの人は、そこを食事のための場所として認識している。椅子に座り、碗を受け取り、食べて店を出る。 飲食店と... -
食文化の記録
台湾・ひげ張の方向転換についての記録
―― 屋台と企業の分水嶺 ―― 台北を歩いていると、あの顔に出会う。丸い頬と整えられた口髭。どこか安心感のある表情。 髭須張魯肉飯(ひげ張)の看板だ。 駅の近く。大通り沿い。時には住宅街の角。このロゴは、街の中に繰り返し現れる。 台湾には美味しい... -
食文化の記録
台湾・髭須張魯肉飯の鶏肉飯についての記録
―― 隠れた鶏肉飯の王者 ―― 台北を歩いていると、あの顔に出会う。丸い頬と整えられた口髭。どこか安心感のある表情。 髭須張魯肉飯(ひげ張)の看板だ。 駅の近く。大通り沿い。時には住宅街の角。このロゴは、街の中に繰り返し現れる。 屋台の倍以上の価... -
食文化の記録
台湾・魯肉飯 vs 鶏肉飯についての記録
―― 意外と存在感に差がある理由 ―― 台湾の小吃には、二つの丼がある。 魯肉飯(ルーローファン)と、鶏肉飯(ジーロウファン)。 どちらも白いご飯の上に肉を載せただけの、簡素な構造を持つ。屋台でも食堂でも見かける、ごく日常的な料理だ。 ガイドブッ... -
食文化の記録
台湾の幽霊チェーンについての記録
―― チェーン店のようでチェーン店ではない ―― 台北の街を歩いていると、同じ店に何度も出会う気がする。 角を曲がる。また見かける。さらに数百メートル歩く。もう一軒ある。 赤い看板の永和豆漿。黄色い看板の温州大餛飩。 日本人の感覚なら、巨大なチェ... -
食文化の記録
台湾の美而美についての記録
―― ハンバーガーと甘いマヨネーズ ―― 台湾の住宅街を歩く。まだ店の多くがシャッターを下ろしている時間でも、灯りのついた店がある。 赤と黄色の派手な看板。「美而美」。あるいは、その前後に別の文字が付いた似た名前。 外から鉄板の音が聞こえる。卵が...