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下書き・未整理
台湾を横切る北回帰線についての記録 | 亜熱帯と熱帯
―― 北緯23.5度が切り替えるもの ―― 台湾の中央付近、嘉義と花蓮を結ぶあたりに一本の線が横切っている。北回帰線である。 この23.5度という緯度は、夏至の日に太陽が頭上を通る北限を示す。だが台湾では、この線は天文学上の境界にとどまらない。線を境に... -
下書き・未整理
台湾と台風 についての記録
―― 破壊と恩恵をもたらす「風の回廊」の宿命 ―― 台湾は、北太平洋で渦が形を持ちはじめる場所のすぐ先にある。フィリピン海で育った熱帯低気圧は、太平洋高気圧の縁に沿って北西へ流れ、その進路上に台湾を見つける。年に三、四度、台風はこの島に触れ、あ... -
下書き・未整理
烏山頭ダムと嘉南大圳と八田與一についての記録 | 台南
―― 嘉南平原が台湾最大の穀倉地帯に変わるまで ―― 嘉義から台南にかけて広がる嘉南平原は、いまでは台湾最大の穀倉地帯として知られている。しかし百年前、この場所は稲作には適さない土地だった。雨は山の斜面を一気に駆け下り、川は海へ急ぎすぎる。乾季... -
下書き・未整理
玉山(旧新高山)の呼称についての記録 | 台湾
―― 玉山という名前の変遷と、動き続ける岩塊のこと ―― 台湾で最も高い場所はどこか。その答えは、紙幣の裏側に描かれている。 1000元札の背面。雲を突き上げるように立つのが、標高3,952メートルの玉山だ。 その高さは、並みの山のものではない。ユーラシ... -
下書き・未整理
中央山脈の生い立ちについての記録 | 台湾
―― プレートの境界に立つ島 ―― 台湾の山を地図で見ると、島の中心に一本の線が走っている。中央山脈と呼ばれるその線は、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの衝突が作り出したものだ。 ユーラシアプレートは厚く重い。フィリピン海プレートは北西... -
片隅の独り言
台湾人が1年で飲み干すタピオカを数えてみる
―― 星を飲み干す台湾人―― 街角のどこかで、必ずタピオカミルクティーのカップを見かける。ゴミ箱の横にも、原付の足元にも、夜市の片隅にも、透明なカップが落ちている。日常の風景としてあまりに普通だが、ふと、「台湾の人々はいったいどれだけのタピオ... -
片隅の独り言
僕らが台湾で食べる理由
―― 100本目の記事を書くにあたって考えたこと ―― 台湾で食事をするとき、日本にいるときとは違う場所にいるはずなのに、なぜか“異国”という言葉がしっくりこない瞬間がある。夜市の喧噪でも、朝食店の温い豆漿でも、店の奥から漂ってくる油の匂いさえ、ど... -
高雄
高雄・塩埕区 田記豆漿(新樂店)についての記録 | 台湾朝食
―― 高雄の朝と夜に、そっと灯る豆乳の店 ―― 塩埕区の外れ、新樂街の一角。まだ空気が柔らかい時間帯、店先には豆乳の湯気がゆるやかに漂っている。田記豆漿は、30年以上この街の朝を支えてきた店だ。 けれどここは、朝だけの店ではない。夕方になると、ま... -
高雄
高雄・塩埕区 銘邦港園牛肉麺についての記録
―― 塩埕の路地で出会うもう一つの「港園」 ―― 高雄・塩埕区を歩いていると、港園牛肉麺の列が角を曲がるほど伸びていた。そのすぐ近くに、似た名前の店がもう一軒ある。銘邦港園牛肉麺。看板に刻まれた「港園」の文字が、静かに本家とのつながりを示してい... -
高雄
高雄・塩埕区 鴨肉珍についての記録
―― 塩埕区の朝に並ぶ列 ―― 高雄の旧市街、塩埕区を歩く。古い商店の並ぶ通りに、ひときわ人が集まっている店がある。鴨肉珍。創業65年以上。地元の人が黙って列に並び、順番が来ると短い言葉で注文していく。 観光客も見かけるが、ここはあくまで街の食堂...