―― 時間に限りのある旅行者向け攻略ルート ――
ちょっとした用事があって台北橋駅で降りた。
せっかく三重まで来たのだから、昼は今大で魯肉飯でも食べようか…そんなことを考えながら歩きはじめたとき、ふと頭に浮かんだ。
—— 三重5大魯肉飯を、1日で全部回るルートって作れるんだろうか?
5大魯肉飯は比較的狭いエリアに集中しているから、
最適ルートをとれば可能かもしれない。
時間に限りがある旅行者なんかは興味があるだろう。
今大までの道すがら、軽い気持ちでシミュレーションしてみた。
攻略対象はこの5店:
- 今大魯肉飯(脂の爆弾)
- 店小二魯肉飯(エビスープとの調和)
- 五燈獎豬腳魯肉飯(豚足の甘み)
- 唯豐魯肉飯(酸菜の酸味)
- 蓮霧魯肉飯(朝の定食)
前提条件:
- 午前9時に台北橋駅に到着
- 朝食は抜いている
- 18時に台北橋を発つ
- 19時から家族と鼎泰豊・東門店を予約済み
- 3店回ったら満腹で 強制3時間休養
- 移動手段は徒歩 or YouBike
勝利条件:
鼎泰豊で小籠包を美味しく食べること。
最大の敵は、5軒の魯肉飯ではない。
最後に控える「鼎泰豊」だ。
ここで涼しい顔をして小籠包を食べられなければ、
ミッションは失敗となる。
ルート1:脂身ケアルート
—— できるだけ軽い順に食べ、後半の脂を受け止める
三重の魯肉飯は脂が強い。
そのため軽い → 重いの順で食べるのがセオリー。
① 蓮霧(朝定食で胃を起こす)
↓徒歩
② 唯豐(酸菜の酸味でまだ進む)
↓徒歩
③ 店小二(エビスープでリセット)
—— ここで強制3時間休憩(淡水河へ散歩 or YouBikeで流す)
↓YouBike
④ 五燈獎(豚足の甘み)
↓徒歩
⑤ 今大(脂のラスボス)
評価:★★★☆☆(生存率は最も高い)
生存率は高いが、
最後に今大を置くことで結局ダメ押しの重さが来る。
鼎泰豊に返り討ちにされる可能性が高い。
ルート2:行列ケアルート
—— 並ばない時間帯を徹底的に踏む
三重は地元民の生活圏。昼時は一気に混む。
そのため「混む時間をずらす」のが行列ケアの考え方。
① 今大(9時台なら比較的すいている)
↓徒歩
② 五燈獎(開店直後を狙う)
↓YouBike
③ 店小二(昼前に滑り込む)
—— 3時間休憩(淡水河へ)
↓徒歩
④ 唯豐(15〜16時台は意外と空く)
↓徒歩
⑤ 蓮霧(夕方はローカル比率高いが回転が速い)
評価:★★★★☆(時間効率は最強)
行列のストレスは最小。
ただし胃袋のダメージは大差ない。
だが、このルートの真の価値はここからだ。
空いた時間で淡水の河川敷を走る。
18時に台北橋駅を発つまでに、
胃袋のコンディションをある程度戻すことが出来るだろう。
ルート3:最短距離ルート
—— 距離だけで並べるとこうなる
三重の5店は半径1km圏内にまとまっている。
純粋に「移動距離が短い順」で並べると、以下になる。
台北橋駅
↓徒歩
① 蓮霧
↓150m
② 店小二
↓450m
③ 唯豐
—— 強制3時間休憩(そのまま淡水河へ散歩が自然)
↓YouBike
④ 五燈獎
↓450m
⑤ 今大
↓徒歩で台北橋駅へ戻る
評価:★★☆☆☆(移動距離は最も短いが、、、)
このルートにはリスクがある。
最短距離=最短時間…ではない。
- 唯豐 → 11時の昼食ラッシュ
- 店小二 → 10〜12時は観光客の波
- 五燈獎 → 昼過ぎから並びが伸びる
- 今大 → 夕方前に“早め夕食組”で混む
つまり一番行列に引っかかりやすいルートになる。
距離は短いのに、待ち時間のせいで、
鼎泰豊にたどり着けない可能性がある。
おすすめはルート2:行列ケアルート
行列をケアすることで最短時間で5大魯肉飯を攻略する。
空いた時間を淡水の河川敷でのジョギングに充て、
鼎泰豊に向けて胃袋のコンディションを回復する。
このルートは合理的で生産性が高く、
旅行者の限られた時間を効率的に使えるだろう。
おすすめはルート2、行列ケアルートだ。
是非やってみてほしい。
河川敷を走った疲労で鼎泰豊にたどり着けないかもしれないが、
そこは頑張りどころだ。
なお、
私はやらない。
三重では一軒だけにして、万全の状態で鼎泰豊を堪能する。
これが真の勝利だと思うからだ。
と、
そうこう考えているうちに、今大魯肉飯に着いていた。
狙い通り行列が短い。
そそくさと列に加わった。
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