―― 世界中で死屍累々の中、稀有な例 ――
世界の多くの都市で、
シェアサイクルは長く続かなかった。
中国や欧州では、
歩道に積み上がる自転車、
錆びついたフレーム、
回収されない車体が日常の風景になった。
Ofo、Mobike。
一時は「都市の未来」とまで言われた仕組みは、
多くの場所で短命に終わっている。
その前提を持ったまま台北を歩くと、
少し違う光景に出会う。
駅前に並ぶYouBike。
乱れていない。
倒れてもいない。
特別に新しいわけでもなく、
目立つデザインでもないが、
今も普通に使われている。
世界が一度つまずいたはずの仕組みが、
ここではインフラの一部として残っている。
YouBikeの生い立ち・制度
YouBikeの導入経緯や、
制度設計の変遷についての記録。
YouBikeが普及した理由
世界各地で失敗を重ねたシェア自転車が、
なぜ台湾では定着したのかについての記録。
台湾の自転車文化
YouBike普及の背景にある、
台湾と自転車の距離感についての記録。
考察記事
YouBikeをめぐる周辺的な考察や、
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