台湾の片隅
台湾人がごみ収集車を待つコストを試算してみる | 台湾
夕方の路地に「エリーゼのために」が流れると、袋を手にした住民が建物の前へ集まってくる。ごみを捨てるために、人が毎週決まった時間を差し出す風景は、台湾の街では珍しくない。
台湾を歩いているといくつかの疑問が頭に残る。
なぜこんなにドリンク屋が多いのか。
なぜ台中から流行が生まれることが多いのか。
なぜ夜市はどこに行ってもあの形になるのか。
ここでは、そうした「どうでもいいけど、なんとなく気になること」を、
街を歩きながら考えていく。
はっきりした結論が出ない話も多い。
歩きながら、考えていたことを書いているだけの場所。
台湾の片隅
夕方の路地に「エリーゼのために」が流れると、袋を手にした住民が建物の前へ集まってくる。ごみを捨てるために、人が毎週決まった時間を差し出す風景は、台湾の街では珍しくない。
台湾の片隅
蒸籠が届くと、まずスマートフォンが向けられる。薄い皮から肉汁が大きく揺れる小籠包と、少し厚い皮の中で静かに味を残す小籠包が、台湾の同じ街に並んでいる。
台湾の片隅
台北の食堂を夕方に歩くと、まだ19時なのに椅子が上がり、店先に水が流れている。日本ならこれから客が増えそうな時間に、鍋が空になった店から順に、その日の営業を終えていく。
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台北の街を走るYouBikeは、1日に20万回使われている。その一台一台がスクーターの代わりに進む距離を、ガソリンと人間のカロリーで並べてみると、街の移動に別の燃料の流れが見えてくる。
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夜市で蚵仔煎を頼むと、牡蠣と卵を包んだ生地の上に、あのピンク色のたれがかかって出てくる。粉ものなのに、ソースもマヨネーズも卓上には置かれていない。
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台湾の朝食屋で「甜的?還是鹹的?」と聞かれたとき、選ぶのは甘さだけではない。片方はグラスの白い飲み物、もう片方は油條やザーサイの浮かぶ熱い丼で、同じ豆乳という名前の下にまったく違う朝食が並んでいる。
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台湾の朝、豆漿店の入口から夜市の屋台まで、湯気を立てる蒸籠が街のあちこちに積まれている。あまりに見慣れた光景だが、ひとつずつ拾い上げると、その数は簡単には想像できない。
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台湾の朝の豆漿店で蒸籠を開けると、白い湯気の中から、薄皮の小籠湯包とは別物のようなフカフカの小籠包が現れる。小さな肉まんにも見えるその皮は、朝食の脇役ではなく、しっかり腹を満たす主食の顔をしている。
台湾の片隅
台湾の街では、MRTの出口を出ても、通りを一本渡っても、手搖飲の看板が視界に入る。コンビニより少ないはずの店なのに、歩いているとその逆のように感じられる。
台湾の片隅
台北では、信号待ちの人の手に透明なカップがあり、昼食を終えた人がそのまま通り向かいのドリンク店へ向かう。角を曲がるたび現れる小さな店は、どれも似た場所に収まっている。