商いの記録

台湾の片隅

台湾の美而美についての記録

まだシャッターの下りた住宅街で、赤と黄色の「美而美」だけが灯り、鉄板の音を響かせている。店名の前後が少し違う看板も、卵や肉を挟んだ同じような朝食を並べている。

台湾の片隅

台湾・小籠包 国際化の影の主役についての記録

台北の有名店では蒸籠から出てくる小籠包が注目を集める一方、世界の冷凍コーナーにも、同じ料理が名もない商品として並んでいる。薄い皮とスープを抱えた点心が、工場のラインと低温の輸送網を通って棚に届くまでには、店先からは見えない別の風景がある。

台湾の片隅

台湾・鼎泰豊という製造業についての記録

鼎泰豊のガラス張りの厨房では、白衣の人々がほとんど音を立てず、小籠包の皮を伸ばし、具を包み、蒸籠へ送っていく。ひとりの料理人が腕を振るう店というより、細かく分かれた工程だけが静かに動いている。