高雄・三民区 富錦饗小籠湯包についての記録
高雄・熱河一街の朝、蒸籠から立つ湯気の前を、ヘルメットを外さない客が行き交う。富錦饗小籠湯包の湯包は、7個という少し変わった数で、肉汁とピリ辛ダレを添えて出てくる。
高雄・熱河一街の朝、蒸籠から立つ湯気の前を、ヘルメットを外さない客が行き交う。富錦饗小籠湯包の湯包は、7個という少し変わった数で、肉汁とピリ辛ダレを添えて出てくる。
新光三越のガラス壁がまだ朝の光を映し始める前、裏手の文横三路では蒸籠が積まれ、湯包の湯気だけが立ち上っている。百貨店の開店を待つ街の背後で、朝の食事を求める人の動きが先に始まっている。
六張犁駅から通化夜市の賑わいを抜け、さらに少し歩いた先に、行列のある小籠包店がある。観光客で埋まる店とは違う静けさの中で、薄すぎず厚すぎない小籠包が蒸籠に並んでいる。
板橋の裕民夜市で、バイクが行き交う蒸籠の前に地元客が列をつくる。屋台の気軽な景色から出てくる小籠包は、薄い皮の内側でスープが大きく揺れ、隣では蒸し臭豆腐まで湯気を立てている。
永和の住宅街にある五草車中華麵食館は、外から見ればどこにでもある街の麺屋だ。けれど店内では、小籠包より先に排骨蛋炒飯を頼む客が多く、厨房の動きも街の食堂とは少し違って見える。
夜の三重をバイクの音が行き交うなか、住宅街の一角だけに小籠包の湯気が残っている。小さめの蒸籠を囲む人々にとって、ここは食事をする店というより、遅い時間にまだ灯りのついている場所だ。
中正紀念堂の裏手で、杭州小籠湯包の店内には観光客と近所の客が絶えず出入りしている。薄皮の小籠包は整っているのに、店には有名店らしい演出がほとんどない。
広い街路樹と古いアパートが続く民生社区で、小上海の前だけは、観光客の列ではなく買い物帰りの住民が静かに出入りしている。蒸籠の小籠包に細長い湖州粽を添える姿も、この店の役割を少し変わって見せる。
大同区の少し奥まった通りに、宜蘭の名店と同じ名前を掲げる小さな食堂がある。蒸籠の中では、肉より先に三星葱の緑と香りが目に入る小籠包が、昼休みの客に混じって湯気を立てている。
永康街の喧騒から離れた牯嶺街で、黃龍莊の蒸籠には薄く均一なヒダの小籠包が並ぶ。箸で持ち上げても破れにくいその皮と、青江菜の緑が鮮やかな菜肉餃には、観光地の名店とは少し違う気配がある。