食文化の記録

台湾の片隅

台湾の清粥についての記録

「清粥」とだけ書かれた店の引き戸を開けると、鍋の白粥より先に、魚の煮付けや角煮、卵焼きが並ぶカウンターが目に入る。粥を食べに来たはずの客は、目の前の小菜を指差しながら、自分の皿を選んでいく。

台湾の片隅

台湾料理の塩味についての記録

台湾の食堂でお粥をすすると、鶏や米の旨味はあるのに、塩気だけが手前まで出てこない。卓上には白胡椒、豆腐乳、塩漬け卵が並び、料理の味が皿の中だけで完結していない。

台湾の片隅

台湾のお粥についての記録

台湾の朝食店では、ほんのり甘いサツマイモ粥の脇に、豆腐乳や鹹蛋、肉鬆といった塩辛い小菜が並ぶ。粥をすすっては小菜をつまむ食卓には、日本で思い浮かべる「お粥」とは違う食べ方がある。

台湾の片隅

台湾のオレオ(OREO)についての記録

台湾の屋台やカフェでは、オレオが袋から出したままのクッキーとしてではなく、車輪餅に埋まり、ピザに載り、ミルクティーの表面を覆っている。黒い円形や砕けた粒が、甘い菓子の姿から離れて別の役割を与えられている。

台湾の片隅

台湾の車輪餅についての記録

台湾の屋台で「車輪餅」と書かれた円盤を割ると、薄く乾いた皮の内側から餡が流れ出し、別の店では切り干し大根やチーズ、タピオカまで現れる。見た目は今川焼きに似ているのに、包まれているものも、噛んだときの感触も一様ではない。